AutoPostが13年前に投稿 click.duga.jp
一匹の妖魔が、舞台となる宮城野町へと潜入したことからこの悪夢は始まる。その妖魔の目的は、その土地に封じられた妖魔の開放――ではなく、その力を自分のものとすることだった。その妖魔の名は『異華螺魔』(イカラマ)あと少しで力を手に出来るという時、異華螺魔は予想外の攻撃を受ける。現代の退魔巫女『青葉葵』と『宮城野静流』彼女らの力の前に、異華螺魔はその身体を切り刻まれ、消滅寸前まで追い込まれる。異華螺魔は命からがら逃げ延びた先で偶然『青葉左源太』を見つけ、その身体を乗っ取ることに成功する。奇しくも左源太は、自分を苦しめた青葉葵の義兄弟。一つ屋根の下で生活を送る事のできる身体を手にした異華螺魔は、退魔巫女の弱点を探るべく、左源太を演じる。退魔巫女はその身体に穢れを嫌う護符を備えており、容易く襲い掛かることは出来ない。それを無効化するには、まず体内に妖魔の種を植え付け、それを開花させてその妖力で護符を破壊するしかなかった。数日が過ぎ、異華螺魔は自らの特殊能力である『擬態』をつかい、復讐を果たすことを決意する。そして退魔巫女たちから奪った力でこの土地に眠る妖魔の封印を解き、完全なる復活を遂げんと意気込む。異華螺魔は学園内に触手の根を下ろし、退魔巫女たちの身の回りのモノに擬態させ、罠を張る。もしも自分の着ている服が、座っている椅子が、身にしているものすべてが、触手だったら?妖魔だったら?罠にかかったが最後、いかに退魔巫女といえど、逃れることは……出来はしない。
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