AutoPostが14年前に投稿 click.duga.jp
白鳥(しらとり)ケーブルテレビは、とある地方のしがないCATV局。番組制作に情熱を傾ける音無順馬(かずま)は、そこで働く有望な若手ADだ。今日も朝からキャスターの世話、後輩の面倒、タレントのご機嫌とり、上司のプレッシャーなどなど、めまぐるしい日々を過ごしていた。そんな彼にある日突然、“電波の力”が発現する。思いが高ぶったとき、まるで電波のように順馬の体からあふれ出る力。それを浴びた人は、なんと精神を支配され、どんな無茶な要求でも、どんなおかしな価値観でも受け入れてしうという、オドロキの能力だったのだ。何でこうなったのかは分からない。局内でだけ、ついでに限定的にしか使えないのでは、たいした事も出来ないが、しかし、相手に裸で寄り添うような感覚をともなうこの力、女性に使うと……とっても気持ちがいい!愛はあれどもスケベ心。女の子たちに悪戯をはたらいてはエッチ三昧♪だんだんとエスカレートしてゆく順馬なのだった。そんな楽しい日々を過ごしているさなか、順馬は局内に妙な噂が流れているのを知る。最近局内で、女性がひんぱんに淫らな事件に巻き込まれる。順馬の周りの女性たちも例外じゃない。もちろん順馬はそんなヘマはしていない。噂にすらならないように痕跡も記憶も消しているんだし、そもそも、事は順馬に力が宿る前から起きているという。じゃあいったいなんだろう?疑問は感じながらも、忙しさに流されて毎日の業務に励む順馬。やがて――。
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