AutoPostが15年前に投稿 click.duga.jp
ラグラジェア地方の片隅に位置する美しい自然に囲まれたフィール公国は、その美しさから「ラグラジェアの宝玉」と謳われる小国。公王も民に慕われ、その公女たるエルフィーナは、その優美さから「白の至宝」と称されていた。しかし近隣の大国ヴァルドランドの武力侵攻によってフィール公国は抵抗虚しく占領されてしまう。そしてヴァルドランド王の一子にして第1位の王位継承者であり、今回のフィール公国攻略軍の総大将であるヴァイスアード・バル・バーシルは、かの国で生き残った男性を本国に強制連行するとともに、残りの住人――女性らは、街に訪れる者に「奉仕」する義務を課した。それは生き残った「白の至宝」――エルフィーナも例外ではなかった。かくして、フィール公国は、国全体が売春街とされる屈辱の歴史を刻むことになるのだったが……。
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