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「長瀬流石」は亡き母の遺言に従って、東京の西部にある『セイント・オルタナティブ学園』に入学することになった。幼少期より父から帝王学を叩き込まれた流石は、今日まで学校と名がつくものに一切縁がなかった。総理大臣候補と目される彼にとって、一般の学校に通うことなど、時間の無駄以外の何ものでもなかったから。それがどうして、学園生活を送る気になったのかというと「私とあなたの血が途絶えること。それはこの世界の破滅を意味します。あなたは何がなんでも…子孫を残すべく努力しなくてはなりません」流石の母親は、死の間際にこう言った。到底信じられなかったが、母が死んだその日、世界各地の気温が上昇し、南極の氷が溶け始めたので、流石は仕方なしに、母の遺言に従うことにした。学園には、彼の子種を受け入れる器候補の女の子たちがいるという。流石には幼い頃、結婚の約束をした幼馴染がいて、現在もラブラブな関係が続いていた。嫉妬深い彼女の性格からして、他の女に子種を残すことなどまず間違いなく許さないだろう。入学の日校門を潜り抜けた瞬間から、流石は器候補の女の子たちからつけ狙われることになる。果たして流石は、幼馴染との純愛を守るのか?
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