AutoPostが17年前に投稿 click.duga.jp
僕、長谷部 琢馬(はせべ たくま)は某学園(くれがしがくえん)の管理人であり学生である。管理人と言っても、学園の運営などの難しいことは理事長の仕事で、僕は単なる雑用係だ。両親の事故死以来、祖父夫婦に引き取られ、爺ちゃんが死んだ後は親戚から疎まれていた僕を、養子として迎えたいという人がいること。弁護士によって告げられたその事実は、大海の荒波にいきなり放り出された僕にとって渡りに船で、断る理由も無い。僕はその好意に甘えることにした。そうして、新しい保護者・真知代ばあちゃんの元で、この某学園に入園することになった僕は、同時に、そのばあちゃんがココの理事長をやっている事を知ることになる。なぜ、血のつながりもない僕を養子と迎えてくれたのか、一度だけ聞いた事がある。だが、ばあちゃんは、ただ『なにも心配しなくていい』と言うだけで、結局答えは聞き出せなかった。本当は少し気になったが、まぁ、特にそのことで不自由があるわけでもないので、僕もそれ以上は聞き出さずに、そのまま現在に至っている。‥‥‥。さて、どうして学生の僕が学園の管理人をやっているかというと‥‥‥。ばあちゃん曰く『働かざる者食うべからず』だそうだ。『心配しなくていい』などと言う割には、なかなかに厳しい。さて、そんなこんなで、今日も1日が始まる。2足のわらじを履いた、忙しい僕の日常が…。
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