AutoPostが2024年前に投稿 duga.jp
人と、人ならざる種が共存する世界。“勇者”となった青年はついに魔王を追い詰め、討伐を果たした。人々は歓喜し、勇者に惜しみない感謝と賛辞を叫び、勇者を称え伝えた。だが勇者の真の目的は、世界に安寧をもたらすことなどではなかった。勇者は、魔王の王座に尊大に腰をかけ、目の前の美しい魔族に話しかける。「単刀直入に言うぞ。魔王から引き継いだ≪魔力の力≫をよこせ」「≪魔王の力≫……それば目的だったのか」「俺ぁ、この世のすべてに対する、絶対的な力が欲しいんだよぉッ!!あの干物ジジイみてぇな魔王から奪えなかったのは誤算だったが……。ならば、力を引き継いでいるお前から奪うまでだ。魔王の娘であるお前からなぁッ!」確かに彼は、『魔王』を倒して人々と世界を救った。確かに彼は、精霊の啓示を受けた『勇者』だった。だが、彼は、『ド』が付くほどの『外道』。ド外道勇者だったのだ!≪魔王の力≫を手にするには、魔王の継承者(=現魔王)より氏名され、『継承権』を受け継ぐ他に方法はない。つまりは、魔王の娘……魔皇女に自身を後継者だと指名させなければならないのだ!生き残った魔族たちを人質に取られ、身も心も穢され、嬲られ、はて無く犯し尽くされる魔皇女と女幹部。だが、それでも勇者が手にできぬ≪魔王の力≫。そして、魔王を倒してしまったがために、日に日に薄れ消えゆく≪勇者の力≫……!はたして勇者は、魔皇女が自ら魔王継承権を差し出してしまうほどに魔皇女を堕とす事ができるのか?それとも――!?
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