ぱふぱふ銭湯物語!

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うたはね PAZMA 黒川十夜 アドベンチャー

下町に住む貧乏な青年・藤堂三樹(とうどうみつき)は、四畳半アパート暮らしで女っ気ゼロ。近くに残っている美人未亡人が経営する銭湯だけが唯一の楽しみだった。この銭湯がいまだに残っているのは、経営する未亡人が下町では有名な美人だったからだ。年配の男性客ファンも多いが、歳上好きの若い男性の間でもちょいちょい噂になっているらしく、男性客は微増である。とはいっても所詮銭湯経営、その程度で経営が持ち直すはずもなく、赤字続きで今や倒産間近……。ところで美人でグラマーとくれば、三樹も当然下心があるわけだが、そんなそぶりは微塵も見せず、男手のない未亡人の為銭湯の力仕事などをしてあげていた。この日も力仕事を手伝ってお茶をもらっている時だった。未亡人「いつもありがとう、肩でも揉んであげましょうね。」未亡人は、三樹の肩を揉みほぐしながら、経営が赤字続きでそろそろ店じまいすると告げる。まだ娘が学生なのでもう少し頑張りたいが、もうだめだと諦めているようだった。神妙な面持ちで聞いている三樹であったが、なんとかならないのかと話し相手になっているうち、奥さんの肩もみがあまりにも気持ちよかったので、適当に“マッサージサービス”を取り入れる事を提案する。美人の未亡人がマッサージとくれば当然噂にはなるが、それだけでは物足りないのは十分わかっている。しかし、ここで三樹の下衆脳細胞がフル回転しだす。“なんとか出来ないか”この時、すでにあるサービスを思いついていた。やはり、まだまだお金のかかる娘を養うためにも、ここは母親としてひと肌脱ぐはず!こうして、三樹の悪質な経営建て直し作戦が始まるのだった。

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