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真面目で優等生。しっかり者の姉――『舞』天真爛漫、愛らしくて甘えん坊の妹――『七菜』そして、頼りになる母――『桜』けど、彼女達と主人公――『四郎』との間に血のつながりはない。事故によって両親をなくしたのをきっかけに出来た義理の姉妹。そして母。新しい家族に戸惑いを覚える四郎だったが、温かく迎え入れてくれた3人を前に、心を開き、打ち解けていった。3人の母娘とお互いに助け合いながら、過ごしていく毎日――それは幼い日に両親を失ってしまった四郎にとって、とても居心地のいい、幸せな時間。そんな四郎に晴天の霹靂とも言える出来事が起こる。自分を引き取りたいという人物――四郎の叔母『最上佐和子』が現れたのだ。佐和子は、四郎に自分の家に来て欲しい、と提案する。突然の出会いと提案に、驚き戸惑う四郎。もちろん、今の家族……日向家からは出て行きたくはない。しかし、義母である桜の負担は日々大きくなっていくばかり……。自分の存在が母さんの負担になっている。そう考えた四郎は、日向家から自立し、佐和子の元にゆくことを決意する。四郎の決意を聞いた『桜』『舞』『七菜』――四郎が家を出ていく。家族でなくなる。そんな事実に戸惑いを隠せない桜と舞。七菜は猛反対し、泣きながら家を飛び出してしまう。七菜を追って説得するも七菜は決して譲ることはなかった。困り果てた四郎の前に、偶然、その場に居合わせた佐和子が現れる。佐和子は四郎、七菜と共に日向家に赴き、3人に改めて事情を説明。そして、自分の元に来るか、日向家に残るか――夏休みが始まる前に、四郎自身が決めることを提案する。ただ、ひとつ……自分を日向家で生活させて欲しいという条件を付けて。僅かでもいい。考える時間さえ、与えてくれるのなら……。四郎を始め、日向家の面々は、佐和子の提案を受け入れることにした。夏休みが始まるまで、約20日――その日をきっかけに、四郎の日常は一変する。気づかなかった想い。気づいた想い。そして、新たな出会い。身近な存在である『舞』『七菜』を始め、四郎の周囲に存在する魅力的な女性達。さまざまな出来事を共にすることで、互いに近づいていく気持ちと気持ち。――LIKE to LOVE――恋愛物語の末に、ようやく掴むことは出来た『彼女』との新しい絆。それは、今までとは全く違う形へと変化……いや、進化する。生涯を誓う合うパートナーとなった『彼女』と、互いの想い、存在を確かめ合うように、毎日のように身体を重ね、求め合い、情熱的に愛し合っていく二人……。
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