AutoPostが10年前に投稿 click.duga.jp
駅から徒歩で約9分。緩い坂道を登ったそこに、そのアパートはあった。ちょっと古めの木造建築。大きな時計が目印の、そのアパートの名前は、『一時館』いっこく、ではない、いっときである。いちじかん、でもない、いっときかんである。いつからか、誰が呼んだか、ついた呼び名は『めぞん・一時』。男の兄弟という存在に失望を抱いてしまった女性だけしか住まないアパート。そこの新たな住人となるはずだった『二葉晶』。当然のごとく拒絶された彼は、その持ち前の行動力とポジティブさによって彼女達の心を開き、正式な住人として受け入れられる。それどころか、すっかり晶にデレきった少女達に、義理の兄妹関係による一つの家族としての生活を提案される。だが、新しい家族生活がようやく始まろうとしたその時、幼なじみでもある愛する義理の妹は宣言した。「私、お兄ちゃんの妹やめますっ!」家族として全員で二番でいたいと考える血の繋がらない新しい姉妹達と、あくまで一番の相手でいたいと望む、妹であるはずの幼なじみ。一人か、家族か、ハーレムか。一番じゃなきゃダメなのか、やっぱり二番じゃダメなんですか。一つ屋根の下で繰り広げられる、甘く楽しく羨ましい、けれどちょっぴり頭も痛いリア充生活。あなたの求める関係は、どれだ。
0件のコメント