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最高学年の、最後の冬休み。本来なら大体の事が決まり、遊んで暮らすことが出来る最後のチャンス。しかし、主人公『田口』とその彼女『芝原久美子』、他、『杉本真美』率いる不良グループは単位が足りずこのままでは卒業出来ない。その貴重な冬休みのある日、担任である『夢野クミコ』の指導の下、補習授業が行われる事となった。奇しくもその日は記録的な大雪。主人公達と夢野先生は、学園内に閉じ込められるような形になってしまい、家に帰る事が出来なくなってしまう。時は無駄に過ぎ、ついには夜が訪れた。それでもまだ、雪が止む様子はない。学園内に、退屈と苛立ちの空気が立ちこめていく。そんな中、真美が気怠げに呟いた。「クジ引きで遊ばない?名前が出た女子はみんなの玩具になるって、どう?女の子の方は、三時間逃げ切ったら100万円あげる」主人公と久美子は苦笑いを浮かべる『そんなばかげた事出来るか……』と。だが、真美の言葉は、教室に充満した退屈の空気を、勢いよく吹き飛ばし――――雪の牢獄の中は、狂乱の宴と化していく。
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