AutoPostが13年前に投稿 click.duga.jp
クリスマスイブ。多くのカップルたちが、お互いの愛を確かめ合いほんのひとときの幸せな時間を過ごす夜。 はじまりは、そんな聖なる夜におきた。これから幸せの時間を共有するはずであった彼女との突然の別れ。部屋に残された、彼女の服。本当に小さな衝動でしかなかった。それまで、こんな事は考えもしなかったし、考えても、ちょっとした軽い考えのはずだった。ずっとそのはずだった。「この服を着てみたい…」しかし、それだけでは衝動はおさまらなかった。「この服を着て、外に出てみたい」「もっと似合う服がほしい」「もっと綺麗になりたい」あふれてくる自分の中の少女のこころ。 社会に認められないがための苦しみ。人々の冷たい視線が少女のこころを男と女の間で揺れ動かす。「もっと綺麗になればいいの?」
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